当業界の全産業内での位置づけ

教育業界は名目GDPで19.2兆円の規模であり全産業の3.5%を占めるが、就業者数では全産業の5.2%を占める労働集約的な産業である

 教育業界の名目GDPは19.2兆円で全産業の3.5%であるのに対し、就業者数は350万人で全産業の5.2%を占め、就業者数では比較的大きな業界である。教育業界は構造的に労働集約的な業界であり、近年IT教材やアプリの導入が進んでいるが人的な労働力に頼る部分が大きい。保育サービスの保育士や学習塾の講師、大学の教授などに代表されるように人がサービスの主体を担っている。一人当たりの生産性は一定程度で頭打ちとなり、規模の経済が働きにくい業界となっている。