取扱い商品は各専門商社によって異なる
専門食品卸業界において食肉・水産物・農産物の品目を横断的に取り扱う卸事業者は存在せず、取扱い商品は食肉卸、水産物卸、農産物卸によって完全にすみ分けられている。食肉卸は各種肉類を、水産物卸は漁業と養殖業により漁獲された水産物を、農産物卸は米麦、雑穀・豆類、野菜、果実を取り扱う。
専門食品卸が扱う品目は、いずれも鮮度・品質・安全性の確保が重要で、温度管理や衛生管理に優れたコールドチェーン体制を整えている点が特徴である。また、単なる流通機能にとどまらず、加工・小分け・簡便調理向けの一次加工、飲食店や小売業へのメニュー提案など、付加価値型のサービス提供を強化している。さらに、小売店・外食産業向けでは受発注の電子化や在庫情報の共有、環境配慮型包装など、効率化と持続可能性を両立した運営が進んでいる。