給食サービスは3つに大別され、それぞれサービス特性が異なる
給食とは、オフィス・工場・学校・病院・介護施設などの施設で、継続的に食事を提供するサービスを指す。施設の周辺の喫食環境や選択肢の有無によりサービスの特性が異なってくる。委託を受ける施設の種類によって、産業給食・学校給食・病院/福祉施設給食に大別される。
産業給食は、オフィスや工場の社員食堂・寮・学生食堂などを対象とする。周囲に喫食選択肢が少ない施設では安定した需要が見込める一方で、都市部のオフィスや学生食堂などでは、外食店との競争が激しい。
学校給食は、対象人数の変動が少なく、安定した売上を確保できる反面、単価は安いのが特徴である。また、学校内に調理場が設置され、食材も指定されることが多く、調理師派遣業に近いビジネスである。かつては学校給食は自治体が直接運営することが多かったが、近年は外部委託が増えている状況でもある。
病院/福祉施設給食は、入居者が確保されている場合は安定的であるが、低価格での提供を求められることが多く、コスト管理が重要である。また、治療食・回復食など専門的な調理方法が必要なこと、利用者の状態に応じて多様なメニューを用意しなくてはならない点が特徴である。
いずれの給食サービスにおいても、他のフード業界同様、食中毒や異物混入などを防ぐための厳重な衛生管理が必須である。