多種多様な高級ブランド品のなかでも、メインはファッション用品
ラグジュアリーブランド業界の取扱商品は、ファッション関連用品から、時計、化粧品、酒類など多岐に渡る。LVMHグループは、Louis Vuittonを筆頭とした衣類・革製品が事業のコアとなっており、DFS(デューティーフリーショップ)などの小売店事業も手がけている。Keringグループは、メイン事業であるGucciなどのラグジュアリーブランドのほか、Pumaなどのスポーツブランドも保有する。RichemontグループはCartier、Chloéといったブランドや、筆記具のMontblancなども傘下に保有する。
下図は主要3グループの2022年度、2023年度の商品セグメント別売上高比率を表したものである。いずれも衣類・革製品・宝飾品などのファッション関連用品がメインの商品となっていることが分かる。なお、各グループの保有するブランドについて詳しくは、後述の「相関図・業界地図」を参照。