鉱物資源は、ベースメタル、貴金属、レアメタルに大別。鉱物ごとに主要産出国が異なり、上位国への生産量の偏りが大きい
鉱物資源は大きく、鉄・銅・亜鉛などからなるベースメタル、金・銀・プラチナなどの貴金属、ニッケル・マンガン・チタンなどのレアメタルに分けられる。レアメタルとは、地殻中の存在量が少なく、技術的・経済的な理由から採掘量・流通量が少ない非鉄金属のことを指す。またレアメタルのうち、スカンジウムやイットリウムなど希土類の17元素はレアアースと呼ばれる。
鉱物資源は世界中に広く埋蔵されているとされるが、地域偏在が大きいため、鉱物ごとに主要産出国が異なり、また上位国への偏りが大きいのが特色である。United States Geological Surveyによると、2024年の生産量に占める上位5カ国の割合は、鉄鉱石、アルミニウム、ニッケルで約80%、銅で約60%である。またアルミニウムの原料となるボーキサイトの産出量は、オーストラリア・ギニア・中国の3ヶ国で70%以上を占めている。