ガラス製品は、板ガラス、ガラス容器、光学ガラス、ガラス繊維などに分けられる
ガラス製品は、大きく分けて、板ガラス、ガラス容器、光学ガラス、ガラス繊維などがある。
一般的な板ガラスとしては透明な「フロート板ガラス」、片面を不透明にした「型板ガラス」「すりガラス」、防火と飛散防止を目的とした「網入ガラス」などがあり、住宅や家具に用いられる。また、安全性を重視したガラスとしては強度の高い「強化ガラス」やフィルムをはさむことで割れても破片が飛び散らない「合わせガラス」があり、店舗やビル、自動車に用いられる。省エネ効果を高めた高機能ガラスとしては、複数の板ガラスの間に中空層を設けた「複層ガラス」がある。中空層には空気より断熱性の高いアルゴンガスが封入されることもあり、また更に断熱性の高い「真空ガラス」を、日本板硝子とシドニー大学が1994年に世界で初めて商品化した。
ガラス容器は、飲料・食品・医薬品・化粧品などの容器に用いられる。用途が多岐にわたり、内容物に応じて色・形状・サイズが異なる。近年は軽量化やリサイクル対応が進んでおり、再生ガラスの活用も重要課題になっている。ペットボトルの普及により飲料や調味料向けの出荷量は減少傾向だが、化粧品向けなどのニーズは堅調である。
光学ガラスは、カメラ、プロジェクター、センサー、光通信、顕微鏡や検査装置などに用いられる。高い透過率と均質性が求められ、使用される製品特性に応じて屈折率や分散特性を高い精度で制御する必要があり、製造にはきわめて高度な技術が求められる。
ガラス繊維は、ガラスを極細の糸状に伸ばしたもので、強度が高く、断熱性・絶縁性・電波透過性に優れている。住宅の断熱材やビル・工場の配管の保温・保冷材、自動車のバンパーなどに用いられている。軽量で高機能な材料として、多分野での利用が拡大している。