鋼材は形状によって分類され、鋼板、鋼管、形鋼が主な鋼材となっている
鉄鋼業界で生産される鋼材を日本鉄鋼連盟が公表している形状別の分類に沿って説明する。
主な鋼材としては鋼板、鋼管、形鋼、棒鋼、線材があり、それぞれが異なる用途で用いられている。鋼板は厚さや圧延方法によってさらに細かく分類され、幅広い分野で使用される鋼材である。鋼管は製造方法により、継目無しのものと、溶接されたものに分かれるが、継目無しのものは製造に技術力が求められるため比較的高い価格で取引されている。形鋼は断面の形によって様々な形があり、力学的合理性・使用目的によって使い分けられている。棒鋼や線材は条鋼とも呼ばれ、炭素含有量や大きさによってさらに細かく分けて使用される。