機械や設備を構成する多様な部品やモジュールを提供する。近年、付加価値の高いモジュールの比率が高まっている
機械部品・モジュール業界は、機械や設備を構成するための各種部品やユニット製品を製造・販売している。製品は、軸・ベアリング、歯車、ばね、ねじ、ベルトやチェーンなどの単体部品から、モーター、油圧機器、空圧機器、減速機、制御装置など複数の部品を組み合わせたモジュール製品まで幅広い。
機械部品・モジュールは、日本標準産業分類の「はん用機械器具」に分類される。はん用機械器具は、「はん用的に各種機械に組み込まれ、あるいは取り付けをすることで用いられる機械器具」と定義されている。小分類としてはボイラ・原動機、ポンプ・圧縮機器、一般産業用機械・装置、その他のはん用機械・同部分品に分類される。
機械部品・モジュールは完成品メーカーの製品性能や品質を左右する重要な要素であり、高い耐久性・精度・信頼性が求められる。特に自動車、航空機、産業機械、半導体製造装置などの分野では、厳しい品質基準への対応が必要となる。また、顧客ごとの仕様に合わせて設計・開発をおこなうカスタム品と、多くの機械に共通して使用される標準品が存在する。
近年は、機械の高性能化や省エネルギー化、自動化の進展にともない、電子制御技術やセンサー技術を組み込んだ高機能部品の需要が拡大している。また、モジュール化によって顧客側の設計負担や組立工数を削減できることから、単体部品よりも付加価値の高いモジュール製品を強化する動きも見られる。さらに、製品販売に加え、保守・メンテナンス、交換部品供給、技術サポートなどのアフターサービスを提供し、顧客との長期的な関係を築いている。