運搬機械は特徴として、機種が多いこと、買い替えサイクルが長いこと、多くの部品から一つの製品をくみ上げる組立型の商品であることが挙げられる
運搬機械はその機能により複数の種類に分類できる。もっとも大きな比率を占めるのは工場や倉庫などで一般的な荷役車両であるフォークリフトであり、他に無人搬送車や構内運搬・牽引車、港湾でのコンテナの積み下ろしをおこなうストラドルキャリアなどがある。いずれも工場や倉庫、港湾内での物流のために必要不可欠な輸送機である。
商品の特徴としては、ユーザーの利用環境に合わせてカスタマイズが必要であるために機種が多くなること、製品寿命が長く買い替えサイクルが長くなること、また製造上多くの部品から一つの製品をくみ上げる組立型の商品であることが挙げられる。機種が多くなることに対しては、アタッチメント(つめ)の品揃えの幅を広げつつ車両本体は汎用化することで、メーカーはできる限り標準化を進めて対応している。
なお、フォークリフトにはその動力方式によりエンジン型とバッテリー型が存在する。前者の方がパワーとスピードがあり、連続稼働時間が長い一方で、車体が大きくなり小回りがきかない、騒音や排気ガスにより構内環境を悪化させるなどのデメリットがある。そのため、例えば食品工場や換気の悪い場所での利用が想定される場合は安全面に配慮して環境負荷の小さいバッテリー型が利用されるなど、用途や求められる性能に合わせてそれぞれが使い分けられている。