書籍・音楽・ゲームはいずれも著作権で保護され、書籍と音楽CDは再販価格維持制度の対象。オンラインによる配信も増えている。
書籍・音楽・ゲーム販売業界が取り扱う商品・サービスは、いずれも著作権によって保護された知的コンテンツである点が共通している。
書籍分野では、単行本・文庫本・新書・学術書・実用書・雑誌・コミックなど、内容や読者層に応じて多様な種類の商品が存在する。多くの書籍・雑誌は委託販売制と再販価格維持制度の対象となっており、出版社が価格決定権を持ち、売れ残った商品は返品可能である点が大きな特徴である。また、近年は電子書籍の普及が進み、紙の書籍と併せてオンラインによるデジタル形式で提供されるケースが増加している。
音楽分野では、音楽CDやレコードといったパッケージ商品に加え、シングル・アルバム・ベスト盤・ライブ映像作品などが取り扱われている。アナログレコードの需要も、少ないながらも根強く存在している。音楽CDは書籍と同様に再販価格維持制度の対象であり、販売店間での価格競争は限定的である。一方で、デジタル配信では楽曲単位のダウンロード販売や定額制の音楽配信サービスが普及し、物理メディア中心の販売形態から利用権提供型のサービスへと重心が移りつつある。
ゲーム分野では、家庭用ゲーム機向けソフト・携帯型ゲーム・PCゲーム・スマートフォン向けゲームなど、対応プラットフォームによって商品形態が分かれる。パッケージソフトは原則として買切制であり、価格設定の自由度が比較的高い。近年はダウンロード販売やオンラインゲーム、課金型のサービスが拡大し、販売後の運営や追加コンテンツ提供が重要な要素となっている。