【ディスカウントストア】大型店舗で幅広い商品群を低価格で販売。徹底した販管費の抑制により利益を確保
ディスカウントストアは、前述の仕入れ経路の短縮やローコスト・ローオペレーションの店舗経営を徹底することで販管費を抑え、幅広い商品群を低価格で販売することを可能にしている。安物イメージの払拭、コストパフォーマンスの高い商品を提供するため、ドン・キホーテの「情熱価格」、大黒天物産の「D-PRICE」などPB(自社開発製品)にも積極的に取り組んでいる。
郊外に立地する大型店舗展開が中心であるが、近年はドン・キホーテを筆頭に、各社とも都市部への出店が増えてきている。
また、店舗形態としては、フルラインの商品を取り揃える総合ディスカウントストアの他、食品や生活雑貨といった特定の分野に特化した専門型のディスカウントストアも存在する。
【100円ショップ】雑貨を中心に取扱い、高利益率のPB商品の割合が高い。好立地のテナント型店舗が多く見られる
100円ショップの取扱商品は幅広く、文具、工具、キッチン用品、清掃用品、バス・トイレタリー用品などの各種生活用品からなる「雑貨」と、菓子などの加工食品を中心とする「食品」の大きく2つに分けられる。
100円ショップは、低価格でありながら質の高さを両立させることで顧客層を拡大してきた。また、「雑貨」においてはPB(自社開発製品)の比率が高く、設計・仕様に工夫を加えることで、価格を抑えながら高い品質や利便性を確保している。また生産コストの低いアジアを中心とした海外からの調達や委託生産を積極的に進めることで低コストを実現している。
「食品」については、主要プレイヤーの取り組みに差があり、ダイソー・キャンドゥは菓子・麺類・レトルト食品等加工食品や調味料など幅広い商品を取り揃えて販売に力を入れているのに対し、セリアは利益率の低さやモール等出店先での競合を考慮し、基本的に食品は手掛けていない。
郊外の駐車場付きロードサイド店舗での出店に加えて、100円ショップの高い集客力を買われて、駅ビル、大手スーパー、ショッピングセンターなどの商業施設内で、低コストでの出店が可能な小規模のテナント型店舗での出店も多く見られる。特にキャンドゥは2021年にイオン傘下に入り、イオングループのGMSへの出店を進めている。