総合小売業は各産業と関連を持つ、消費者接点としての流通の要
総合小売業は各種産業の中でも多くの産業との関連性の深い産業であるが、参入企業が一定規模以上の企業に限られるため産業としてみると裾野は狭く、その規模はそれほど大きくない。2023年の名目GDPは、専門小売業も合わせた総合計で36.8兆円、全産業に占める割合は6.3%である。就業者数は37万人(2024年12月現在)で、全産業に占める割合は0.5%である。但し、総合小売はその品揃えの幅と深さから、百貨店やGMSなど大規模化しやすくバイイングパワーを持ちやすい。消費者接点の要となることからも、多くの業界に対して影響力のある産業といえよう。