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文書最終更新:2018/10/01

  • 2018/10/01更新

    主要プレイヤーの動向

  • 2018/09/14更新

    サマリ

  • 2018/08/31更新

    主要プレイヤーの動向

  • 2018/08/31更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2018/06/27更新

    バリューチェーン

  • 2018/06/27更新

    マクロ環境

  • 2018/06/27更新

    業界ビジネスモデル(解説、KFS、リスク)

  • 2018/06/27更新

    取扱い商品・サービスの特徴

  • 2018/05/16更新

    バリューチェーン

  • 2018/05/16更新

    今後の業界展望

  • 2018/05/16更新

    主要プレイヤーの動向

  • 2018/05/16更新

    取扱い商品・サービスの特徴

  • 2018/05/16更新

    相関図・業界地図

  • 2018/05/16更新

    相関図・業界地図(図表)

  • 2017/11/24更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2017/07/04更新

    初版公開(リリース)

業界定義

各種の化学品を製造する産業

業界特性

グローバル業界

ビジネスモデル ビジネスモデル解説
装置型 見込生産 ストック型
組立型 受注生産 フロー型
Productベース BtoC 労働集約
Projectベース BtoB 資本集約

業界構造・主要企業

バリューチェーン

化学メーカーは原料を調達し、化学反応により中間原料や一次製品を生産、各業界に対して化学原料を供給する。総合メーカーと専門メーカーが世界規模でサプライチェーンを築いている業界

残り本文: 815文字

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バリューチェーン

取扱い商品・サービスの特徴

化学製品はその商品特性の特殊性から生産プロセスや流通・保管も通常の製造業とは異なる。各種商品が存在する中で商品により生産プロセスが異なる点は留意すべき

 化学業界で扱う「化学品」は化学反応をベースとした生産をおこなっている関係上、他の製造業にはない特殊な商品特性を持つ。
 一つ目は、ひとつの化学品を生産すると副産物が一定量発生する点である。例えば苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は食塩水(塩化ナトリウム水溶液)の電気分解により生成するが、食塩水を分解することで、苛性ソーダだけではなく塩素や水素が常に一定に比率で生産される。したがって、製品ごとの生成量と需要量にギャップが生まれることになる(「インバランス」という)ため、需給ギャップのある物質については輸出入や他商品への転換がおこなわれる。ただし、そのまま輸出入をおこなうのは非効率であるため、再度化学反応により誘導品を生成することで効率化をおこなっている。
 また、化学品は様々な産業分野で直接的・間接的に使用されることから需要のすそ野は広く、需要に応じた製品を必要量供給すべく、反応を組み合わせて適度に連鎖させることが生産上の肝となる。なお、化学反応により各種物質だけでなく、エネルギーを一定比率で発生・吸収する反応が多い。つまりは熱源になる場合もあれば、大量の電気エネルギーが必要な場合もある。
 二つ目は、前述の理由により生産プロセスが複雑になることが挙げられる。多くの物質をプロセスごとに配合量を調整しながら投入することから、生産プロセスが前工程から後工程までつながったプラント型の工場となることが多く、タンクとパイプが複雑につながれているのが典型的な工場像である。
 三つ目に、化学物質は固体・液体・気体などの状態(三相)が温度により変化するだけでなく、毒性の有無や光との反応性・安定性などが物質によって異なるため、通常保管ができないことが多い点も特徴である。輸送はパイプによる直接輸送か、トラックやタンクローリーによる輸送になる。

化学工業品は大きく5つに分類される。原油や植物などを原料とする有機化学製品は、様々な産業の原料として経済発展に貢献している

 以上のように化学品は特殊な商品となるが、より具体的な理解をおこなうべく化学品の具体例を示したい。化学工業品は経済産業省「工業統計」に則ると「化学肥料」「無機化学製品」「有機化学製品」「油脂加工品・石けん・合成洗剤・界面活性剤・塗料」「その他化学工業品」の5つに分類ができる。
 化学肥料については、名の通り肥料として用いられる、植物の栄養三要素である”窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)”を中心とする商品群で、主に農業向けに出荷される。無機化学製品は、主として炭化水素を含まない化学品が分類され、苛性ソーダ(NaOH)、塩酸(NaCl)、カーボンブラック(C)、食塩(NaCl)、酸素(O2)、水素(H2)などが挙げられる。特に苛性ソーダについては各種化学反応で汎用的に使われることから生産比率が高い。有機化学製品は主に炭化水素で構成されるものであり、プラスチック素材の原料となるエチレン(C2H4)やプロピレン(C3H6)、ベンゼン(C6H6)などに代表される環式中間物、さらにそれらから合成されるプラスチック、合成ゴムなどが含まれる。また、油脂加工品等は、広義には有機化学製品に分類されるが、より最終製品に近い化学品として分類されている。その他では、土木現場で利用されるダイナマイトなどの火薬、農業で利用される農薬などが存在し、化学工業品は多種多様な利用用途を持つ品目であることが分かる。
 特に有機化学については、プラスチックや繊維の原料として経済発展に大きな貢献をしている。原油からナフサを抽出し、それを化学分解して基礎製品にしたうえで、さらに酸化・燃焼、還元、中和・付加重合・縮合重合などの反応によって誘導品が生成され、各産業に展開している。

環境負荷が発生しやすい業界であり、環境への配慮・リスク管理への意識も必要

 近年は、化学品自体、もしくはその生産プロセスにおける環境負荷への取り組みが盛んである。フロンなどに代表される環境負荷の高い物質は法令規制など大きな取り組みがおこなわれてきた背景もあり、化学品は人間生活を脅かすリスクがある物質である点は留意する必要がある。

取扱い商品の主要分類

取扱い商品の主要分類

業界ビジネスモデル(解説、KFS、リスク)

グローバル業界

ビジネスモデル ビジネスモデル解説
装置型 見込生産 ストック型
組立型 受注生産 フロー型
Productベース BtoC 労働集約
Projectベース BtoB 資本集約

化学メーカーは資本集約型、プロセス型のビジネスモデル

残り本文: 419文字

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適切な事業多角化による収益最大化・リスクヘッジと、商品ごとの規模の経済の実現が競争力獲得の肝

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業界の競争・収益の構造(ファイブフォース分析) ビジネスモデル解説
ファイブフォース分析

主要企業の財務指標分析

プロセス型製造業で売上原価の比率は高いものの、継続的な研究投資が必要なことから販売管理費も一定の割合を占める。生産設備などの固定資産比率も高い。業界の集中度は各商品で中位~高位で、参入上位企業の競争におけるプレゼンスは高い業界

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P/L、B/Sの業界水準値
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主要財務指標推移
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ROAの分解(収益性×回転率の推移)
ROAの分解

市場規模・トレンド

化学品の出荷金額は約20兆円で、景気回復の後押しを受けて2009年以降拡大傾向にある。中でも有機化学工業品は市場に占める比率が高く、業界全体への影響度は高い

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業界環境

マクロ環境

各種産業とのつながりの強い化学業界はマクロ経済の影響を受けやすい。安全性・環境負荷など社会的な動きと関連して政府の動きも影響

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