トラック輸配送事業者のサービスにはモノの輸配送以外にも、保管、荷役、流通加工、包装といった業務がある
トラック輸配送事業者の主な仕事はモノを運ぶことであるが、それ以外の面でも荷主や荷受人に対して利便性を提供している。主には倉庫や物流センターでの業務となるが、以下では輸配送以外の4つの業務について説明する。一つ目は「保管」であり、運んだ荷物を一時的に保管する業務となる。荷主から荷受人に荷物を届ける際に届ける時期の調整が必要な場合は倉庫や物流センターで保管することになる。二つ目は「荷役」であり、輸送機関からの荷物の積み下ろし、倉庫への入出庫などを取り扱う業務である。輸出入品等の通関手続きも荷役の業務の一つとなっている。三つ目は「流通加工」である。主に荷主からの委託を受け、物流センターあるいは倉庫でラベル貼り、値札付け、ないしは商品のセット組み・キッティングなどをおこなう業務である。最後は「包装」であり、傷が品質に大きく影響を与える精密機器や陶器などを梱包材や包装材で包む業務となっている。