空運業界は旅客輸送と貨物輸送に大別され、輸送に加えさまざまな付帯サービスも提供する
空運業界の主なサービスは旅客輸送と貨物輸送である。旅客輸送では、国内線・国際線の定期便を中心に、利用者を国内外の目的地まで輸送するサービスを提供している。航空会社によってはファーストクラスやビジネスクラスなどの上級な座席サービスを提供するほか、ローコストキャリア(LCC)では運賃を抑えたシンプルな輸送サービスを提供している。
貨物輸送では、宅配便や国際物流貨物、医薬品、生鮮食品、精密機器など、迅速な輸送が求められる貨物を航空機で運送している。特に国際貨物輸送では、貨物フォワーダーや物流事業者と連携しながらグローバルな物流網を形成している。
また航空会社は、輸送サービスに加えて、手荷物預かり、座席指定、ラウンジサービス、機内販売、機内Wi-Fi、マイレージプログラムなどの付帯サービスも提供しており、近年はこれらのサービスが重要な収益源となっている。
この他に、観光飛行業や小型機による簡便な短距離航空輸送をおこなうエアタクシーを運営する事業者もある。また本レポートでは対象外としているが、航空機を使用して薬剤散布や宣伝広告、魚群探知、空中写真測量(航空測量)などをおこなう航空機使用業をおこなう事業者もある。