収入源は「販売信用業務」における会員からの手数料収入と「消費者金融業務」における会員からの金利収入
クレジットカード業界の主な業務は「販売信用業務」と「消費者金融業務」である。「販売信用業務」では、カード会員がカードを使用して商品購入及びサービスを受けた際の取扱高に応じた手数料収入を加盟店から得ることになる。一方、「消費者金融業務」ではカード会員への金銭貸付業務による取扱高に応じた金利収入が主な収益源となる。貸金業法の改正前にはクレジットカード会社は利息制限法を超え、出資法で定める上限金利の範囲内のいわゆるグレーゾーン金利でキャッシングの貸付をおこなっていたが、貸金業法が改正され利息制限法と出資法の上限金利が同じになったことで、「消費者金融業務」における金利収入は減少している。