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文書最終更新:2023/12/15

  • 2023/12/15更新

    市場規模・トレンド

  • 2023/05/10更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2022/12/28更新

    主要プレイヤーの動向

  • 2022/12/28更新

    マクロ環境

  • 2022/12/28更新

    市場規模・トレンド

  • 2022/06/02更新

    今後の業界展望

  • 2022/06/02更新

    マクロ環境

  • 2022/04/22更新

    今後の業界展望

  • 2022/04/22更新

    市場規模・トレンド

  • 2022/04/22更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2021/12/23更新

    特集レポート

  • 2021/12/23更新

    市場規模・トレンド

  • 2021/05/28更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2020/12/07更新

    今後の業界展望

  • 2020/12/07更新

    市場規模・トレンド

  • 2020/11/18更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2020/10/14更新

    サマリ

  • 2020/08/14更新

    サマリ

  • 2020/07/02更新

    今後の業界展望

  • 2020/07/02更新

    マクロ環境

  • 2020/07/02更新

    市場規模・トレンド

  • 2020/06/18更新

    市場規模・トレンド

  • 2020/06/18更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2020/05/21更新

    今後の業界展望(図表)

  • 2020/05/21更新

    今後の業界展望

  • 2020/05/21更新

    マクロ環境

  • 2019/12/12更新

    サマリ

  • 2019/06/24更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2019/06/24更新

    業界ビジネスモデル(解説、KFS、リスク)

  • 2019/02/05更新

    主要プレイヤーの動向

  • 2019/02/05更新

    サマリ

  • 2018/10/01更新

    主要プレイヤーの動向

  • 2018/10/01更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2018/09/14更新

    サマリ

  • 2018/08/31更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2018/06/27更新

    市場規模・トレンド

  • 2018/06/27更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2018/05/16更新

    主要企業の財務指標分析

  • 2017/07/04更新

    初版公開(リリース)

業界定義

医療機関の中でも、組織経営をおこなう病院。通常、公的病院は医療法人とは呼ばないが、その経営の類似性から当業界の定義に含めることとする。

業界特性

多数乱戦業界

ビジネスモデル ビジネスモデル解説
装置型 見込生産 ストック型
組立型 受注生産 フロー型
Productベース BtoC 労働集約
Projectベース BtoB 資本集約

業界構造・主要企業

バリューチェーン

医療法人は患者に対して医療サービスを提供する事業者。医薬品や医療機器の卸売業者だけでなく、事務や清掃の代行業者、国や自治体など、ステークホルダーが多い業界

残り本文: 833文字

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バリューチェーン

取扱い商品・サービスの特徴

医療法人は医療サービスを提供する社団または財団。患者が適切な治療を受けられるよう支援する診療報酬のしくみも業界理解の上では留意が必要

 医療を提供するサービスに触れる前に、提供主体である医療組織について解説をしておきたい。
 医療組織は大きく分類して病院と診療所の2種類がある。両者の違いは施設内にある病床の数であり、患者20名以上を収容できる医療組織を「病院」、19名以下の場合を「診療所」という。病院、診療所の中でもその入院患者の特性に応じていくつかの分類ができる。診療所は、長期の療養が必要な患者を入院させるものを療養病床、それ以外を一般病床と呼び、病院の場合はさらに細かく、精神疾患を有する患者を入院させる精神病床、結核患者を入院させる結核病床、感染症患者を入院させる感染症病床、そして療養病床と一般病床がある。また、以上の分類の仕方とは別に、地域医療機関を支援し高度医療の場所を提供する地域医療支援病院や、高度先端医療を提供する特定機能病院(例えば大学病院など)の分類がなされることもある。いずれにせよ、各医療組織が効率的に医療サービスの提供ができるよう、機能分化がおこなわれている。
 加えて、「医療法人」の定義についても触れておきたい。医療法人とは、病院・診療所の経営主体が社団または財団であるものをいう。対極として法人化しない個人事業主があるが、この場合と比較して法人化するメリットとしては、医療の非営利性を保ちつつ医療経営の安定性・永続性・継続性を確保することである。例えば、個人事業所の場合にかかる最高税率が45%に対して、医療法人では最高税率が25.5%になり、また役員報酬を給与所得とみなして給与所得控除を適用できたり、法人格を取得することで外部に対する信用力の強化ができたりする。一方で、余剰金の出資者への配当が出来ない点や、知事による指導監督の厳格化などのデメリットも存在する。そもそも医療は人命に直接関わる極めて公共的性格の強い業種であり、営利を目的とする病院・診療所の開設が否定されたり、広告できる事項が医療法によって制限を受けるなど、通常の企業経営とは異なる性質を持っている。
 その一環として、診療報酬のしくみにも触れておくことが必要であろう。診療報酬とは公的に定められた医療サービス価格のことであり、医療機関が個々の治療行為に対して受け取る診療代の公定価格をいう。診療報酬が定められていることによって、医療費の内訳を明朗に把握することができ、また保険者からの医療費のやり取りも明確におこなうことができる。なお、保険者と医療機関の間ではレセプト(診療報酬明細書)がやり取りされる。そのレセプトが、提供する医療サービスの対価として適当なものかを審査する目的で審査機関が間に入っており、不正請求や過誤請求がなく明朗な報酬のやり取りがおこなわれるためのしくみができている。従来はレセプト請求を紙ベースでおこなっていたが、事務効率化の観点から現在はレセプト電算処理システムが構築されており、スムーズなレセプト処理ができるようになっている。
 以上のような数々の制約を受けながら、医療法人は各種医療サービスを提供している。そのサービスの種類は、内科、外科、精神科、皮膚科、眼科、耳鼻科、歯科など患者の症状に応じたものとなっている。

取扱い商品の主要分類

取扱い商品の主要分類

業界ビジネスモデル(解説、KFS、リスク)

多数乱戦業界

ビジネスモデル ビジネスモデル解説
装置型 見込生産 ストック型
組立型 受注生産 フロー型
Productベース BtoC 労働集約
Projectベース BtoB 資本集約

医療法人は人件費が5割を占める労働集約的な産業

残り本文: 526文字

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診療圏の設定や医師の確保、先端医療への対応がKFS。競争環境は安定的

残り本文: 613文字

業界の競争・収益の構造(ファイブフォース分析) ビジネスモデル解説
ファイブフォース分析

主要企業の財務指標分析

入院収入・外来収入ともに横ばいで推移。人件費が50%以上を占め、労働集約型の事業モデル

残り本文: 477文字

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P/L、B/Sの業界水準値
P/L、B/Sの業界水準値
主要財務指標推移
主要財務指標推移
ROAの分解(収益性×回転率の推移)
ROAの分解

市場規模・トレンド

医療法人の市場規模は2021年度で45兆円。診療報酬のマイナス改定やコロナ禍での受診控えがあったが、拡大基調が続く

残り本文: 301文字

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業界環境

マクロ環境

医療業界は高齢化による患者数の増加にともない拡大を遂げてきた。近年は患者との情報非対称性を解消するための社会的な動きも普及しており、医療機関の戦い方も従来とは変わってきている

残り本文: 836文字

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P 政策・法制度
P_政策・法制度
E マクロ経済
E_マクロ経済
S 社会動向
S_社会動向
T 技術動向
T_技術動向

相関図・業界地図

医療機関は公的な病院と民間の医療法人に分けることができる。経営効率化の観点からM&Aや提携などの集約化が活発になってきている

残り本文: 351文字

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相関図・業界地図

主要プレイヤーの動向

赤十字病院は災害発生時の被災者保護や献血などで有名な医療法人で、救急医療の最後の砦

残り本文: 184文字

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戸田中央医科グループは首都圏中心に医療機関を展開する雇用14,000人規模の大グループ

残り本文: 178文字

済生会は明治天皇の勅旨により設立された医療法人。日本最大の社会福祉法人であり、福祉施設の運営に強い

残り本文: 166文字

主要企業業績 売上高推移
主要企業業績 売上高推移
主要企業業績 営業利益率推移
主要企業業績 営業利益率推移

今後の業界展望

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響について

残り本文: 270文字

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医療業界は今後も高齢化の進展にともない拡大の予測。今後も医学の進歩にともない医療の専門家や経営の効率化が進むものの、一部では後継者難を背景に医療機関のM&Aも活発化すると考えられる

残り本文: 549文字

今後の業界展望

特集レポート

医療コンサルティングビジネスの現状
2021/12/10 A4 25項 PDF
概要
医療機関(病院)では本業の診察や治療以外の間接業務:医療事務、清掃、給食などを外部委託する動きが活発である。その中で、病院の経営や行政対応、税・財務などのビジネス面でのアドバイス・業務支援をおこなう、「医療コンサルティング」の需要が徐々に増加している

需要増加の背景には、外部環境の変化にともなって多くの病院で財政難から経営の立て直しが喫緊の課題となっていること、また慢性的な人材不足や過酷な勤務体制などの労働環境の問題や、多様化・高度化した患者のニーズへの対応などがある。病院に求められる課題は多く、様々な企業がこれを機会と捉え、医療コンサルティングへ参入している

本レポートでは、医療コンサルティングの概要と医療機関が抱える課題を整理し、様々な業種の参入企業を取り上げ、その事業内容や狙いから現在の医療コンサルティング業界を理解し、今後の展望への示唆を探る